Monsters & Magical Sticks

 

 

このページには上記の本の中から拾い集めた、フェルデンクライスの勉強に重要な示唆と私が思うものを記載しました。興味のある方はぜひお読みください。最後に神経言語プログラミング(白い方)という本から数行を追加しました。

 

ミルトン エリクソン系の考えを良くまとめている点に注目しました。


l  Negative Hallucination否定的幻覚とは催眠状態で、物や人物が催眠後に見えなくなること。
<例>「私は何も決められない」といって精神科医へ来た人。自分でここへ来ることを決定したはずなのにそれが見えなくなっている。「誰も彼もみんなが俺を嫌っている」と言う人はどうやって育てられたのだろうか。沢山の愛情を受けたことが見えなくなっている(P23)

催眠トランザクション

患者が言う「今日はひどく落ち込んでるんだ。昨晩デートしたけど、相手から傷つけられた。」セラピストは答える「分りますよ。いやな感じがする」このセラピストは何を分ったのだろう? 自分が同じような状況にあったことを思い出しているのだろうか? 患者の言葉に反応してセラピストは幻覚を見た。セラピスト自信の体験からの絵と感覚と反応で埋めて。。。。。。誰が誰に催眠を掛けているのか?(P29)

 

l  何を聞くかに影響するのは単に期待する音声パターンだけでなく、期待する構文パターン意味パターンも大きな影響を与えている。文を聞いた時に概要の手がかりにしがみついて何を聞いているかの結論に「飛びつく」のだろう(P31)

l  女性は夫が彼女を豚と呼んだことでひどく滅入っていた。よくきいてみると実は豚という言葉は使っていなくて「あの」トーンを聞いて意味することを「知った」のだ。夫の口調→父親の口調→父親は母親を豚と呼んでいた→父親は私が母親そっくりだと言っていた→夫は私を豚と呼んだ。

人は受動的に話者の文を「登録(register)」するのではなく、自分が予期したものを聞く。自分の予期に沿って音と構文の両方を能動的に再構成する(P30)

口調の結果としておきた事は催眠退行の定義に合致する(P31)

l  理解(誤解)可能(P31)

Ø  鋭い目つきで睨みながら「部屋を掃除しなさい。さもないと。。。。」と言い捨ててしまうと子供は「さもないとどうなるんだろう? 放り出されるのかな? 子供は不安になり惨事を期待し待つことになる。

Ø  「なんであんたは何もまともに出来ないの?」という疑問形は「私は何もまともに出来ない」という指示詞へと理解可能。結果は自分が何もまともにやらないと両親がそれを喜ぶと考えることさえある(P31)

Ø  「大人になるまでお酒を飲んじゃだめだ」という暗示に対して「お酒を飲めば大人になれる」と理解可能。結果はアル中(P32)

Ø  「女の子とお医者さんごっこをしてはいけない」は「男のことだったら良い」と理解可能。結果はホモセクシャル。

22催眠

l  誰かがあなたに22を尋ねたら、この質問自体があなたを個人的な歴史へと連れ戻し、適切な連結接続を発見する(P33)

不安感と催眠

不安にさいなまれている患者は不安を誘発する状況を記述できないので彼の不安が原因のないように見える
この過去の経験と現在の経験との関連に対する気づきは根本的なものだ。なぜなら全ての意識的な経験は過去の経験によって修正されるからだ。すなわち実際の経験事象は部分的には過去の経験によって決定される。これは二度と同じ情動は経験されることがないと言っているのと等しい。従って全ての情動行為は学習した行為だ(P36)

 

l  催眠現象は言語に限らず顔の表情、身体姿勢、ある種のトーンあるいは単にじっと見ることで起こせる。

l  非論理な問題に論理的な解決法を使用するのは非論理的なセラピーだ。催眠術師がネクタイを引くと患者が手をあげることのどこに論理性があるのだろう。非論理的にいこう。その男(もてないで自信を失っている男)に少なくとも10人の女性に振られるまでアプローチしなさい。その間自分の反応に注意を払うこと(P37)

 

このアナログ言語を説明、議論、解析、衝突、理解などを含むデジタル言語へと本質的に翻訳することから構成されるこの手続きの不適切さを表面化させるものだ。患者のそもそもの過ちを繰り返すことになる。そうではなく患者の右脳(催眠)言語を学習し利用すべきだ(P37)

l  もしこの幻覚世界の中で選択肢が減らされるか排除されたら、個人はお決まりのパターンで反応するように条件付けられる。これが催眠暗示の正体(P38)

l  催眠状態の対象はとても理不尽な事を行うが、その理不尽さを指摘されると不安で、防御的になる。このような行為から何かを理解しようとしても無駄で何も達成できないだろう(P40)

l  全ての学習は催眠の原理に従い、全ての催眠は学習の原理に従う(P43)

l  教師という権威に従わないことへの恐怖と暗示の繰り返しが学習を成立させる(P43)

l  ないものが見える=肯定的幻覚(P44)

l  信念系: 個人の信念系 とはその人が重要であると信じることを学習した要素の表現のようなものであり、この人が見落とした地図の方が見続けているものよりも重要かもしれない(P45)

l  しばしばセラピストは痛みのある地図を正確として受け入れて、患者を本当に「その感覚に入り込む」手助けをしてしまう。(P46)

l  もし催眠それ自体をある隠喩だと考えるなら(催眠は一つの気づきを別の気づきで、一つの現実を別の現実で置き換える)セラピストは患者の現実と気づきを真実として受け入れるように催眠されたことになる(P46)

l  個人的な隠喩にそぐわないことを意識的な気づきから除外している(P46)

l  過去のある時点で、誰かあるいは何かが隠喩(催眠暗示)を作りそれを患者は「みんなが私を嫌っている」とか「私はいつも失敗する」という意味に理解したのだ(P46)。人生のどこかで彼を好きな人がいたはずだし、成功の経験もあるはずなのに、彼の信念系は否定的幻覚(あるのに見えない、聞こえない)を作り出した(P47)

l  従ってメモリーは脳内の物理系で、その組織と行動が外部世界の記録あるいは表象を構成するが、受動的な絵の感覚ではなく、行動系としてだ(野口注:記録は単に記録のためになされるのではなく何かの行動を目的として行われ、その行動が適切であれば記憶が正しいと考える)。有機体が外部世界に対して適切な行動を表象する限りこの表象は正確と言える(P47)

l  催眠に掛けられない(たい)心理学者について。彼の地図は(催眠宙は)催眠術師の声が聞こえなくなるはずだというので、自分自身の声を聞くように頼んだ。。。。。。もし彼の信念系と喧嘩したり役に立たなかったことを(さらにもっとあるいはうまく)続けていたらもっとどっぷりつかり変化しにくい人を作り出しただろ。上記の例を「抵抗的」で「制御困難」な患者に対するなんらかの創造的で新たなるアプローチを作り出すガイドになるといいなーと思うだろう。

野口注:本人の考えを利用するのは、FIで生徒の動きを追従することに相当するのではないだろうか。追従してその動きを(本人にとって)正当化すると本人が正当化される(されたと思う)のではないだろうか? 従って自信を生む。

もし彼らから流れ出る信念系と反応が本質的に催眠的ならば、この存在しないこと(催眠)を使って患者に新たな地図を与える手伝いをするのは、実質的に彼らがすでに知っていることを使い新たな経験を学習する援助となる。そうでないと(彼らの知っていることを使わない)、古い信念系への自動的な反応を継続することを奨励することになり、変化の可能性を否定することとなる。個人の反応はとても自動化されソースあるいは元々の反応目的が意識的な気づきから「失われ」てしまう。(P50)
喧嘩するFIでは動きたくない方向、力で無理強いに相当。
役に立たなかったことを続けるFIATMでの同じ動きの単なる繰り返しに相当。

Ø  全ての学習行動は、一部は遺伝で一部は後天的なプログラムの動作の結果として来る。このプログラムは感覚器官からの信号と協力するが、単に我々に押し付けられるのではない。見たり聞いたりするものは我々の探索プログラムの結果であり、その一部は習慣的なリズムに従っている(?????)(P51)

エリクソン −信念系−隠喩

エリクソンは症状や訴えすべては実際の問題を含む隠喩としてとらえ、基本的アプローチは可能な解決方法を含んだ隠喩を作ることにある(P51)

 

過剰な荷物(P5)

l  過剰な荷物とは古い信念系であり、人がどう考えて経験しコミュニケートするかに関する出来合いの考えだ。

Ø  全ての人が大体同じように思考し情報処理をすると考えるのは過剰な荷物だ。

Ø  情報処理の仕方が異なっているだけでなく、他人に対して異なった表現の仕方をする(P54)

 

意識的出力系(言語でどんな表現方法を使うかで決定される)

個人はある経験と状況内では優先的に筋運動感覚的であり、他の経験と状況内では聴覚的で、また他の経験と状況内では視覚的である。優雅に機能する人は三つ全部の系を同等に、一つだけをほんの少しその他より多く使用している。機能不全について言えばこのような人はある系に取り付かれている(他の系を使えないの意)。鬱の患者は筋運動感覚に取り付かれているだけでなく、痛みのある筋運動感覚に取り付かれている(P56)

 

絵の感覚を聞け

視覚的に経験するのと、(接触)感覚的に経験するのと、聞いて経験するのは全く異なる。各々の意識的出力系を我々の内部の人と考えてみよう。この人たちがパートナーとして働いていると十分な選択肢が我々に生まれる。もしパートナーの一人(例えば聴覚)しか使っていなくて、そのパートナーには答えの持ち合わせがなかったら、困ったことになる。今と同じ事を繰り返すしかなくなるのだ(P57)

 

CASE 3:系−痛みの削減

身体的な痛みのある人は筋運動感覚的になっているので目標は別の系(例えば視覚)へと移行させることだ。言い換えるとあなたは患者が問題を表現するのに、別の系(例では筋運動感覚から視覚へ)を使う手助けをするのだ。その一方法は痛みの絵がどんなふうに見えるか尋ねるのだ(P59)

 

系の不適合:練習

ニュートラルな形式で質問をしないと答えは(患者の優先意識的出力系とは違った)質問の系に従った答えが返ってくる(P61)

 

意識的出力系から「切り替えると」しばしばあの存在しない状態(催眠)をもたらす。しかもこれによって患者は問題を生じさせている脳の部分とは別の部分を使用する手助けとなる(P62)

 

この章の要約

l  意識的マインドの中であるいは聴取者とコミュニケートするかが意識的出力系である。(P64)

l  一つの系にだけ依存していて行き詰っている人は、意識的な気づきの中の歴史と経験の少なくとも23を除外している。もしそうなら痛みを感じるのは当然だ(P64)

無意識的入力系

l  人が言語でコミュニケートする仕方を意識的出力系と呼び、意識的経験を生成するのに使用するプログラムを無意識的入力系(無意識入力系はP67のように目の動きから同定できる)呼ぶ。「無意識」というのはたいていの場合その人は自分で何をしているか意識的には気づいていないからで、「入力」というのは経験の処理プログラムのようだから(P65でデータと情報を系の入力としている)。もし個人が今ここの経験を今ここの反応(プログラム)で応答しているかぎり、無意識系はあまり大きな役割をなさない。機能不全の人は、いまここ(のプログラム)以外で応答している可能性が高い(P66)

 

l  もし誰かがあなたに、初めて海岸へ行ったときの事を尋ねたら、あなたは無意識的入力系へいく。すなわちあなたの内部にあるその記憶を発見するのにある「プログラム」を使う。目の動きでこの系がどれだか分る。

例えば仕事の面接はどうだいと尋ねる。反応を始めると、彼は過去から絵を作る。学校での一人しゃべりで大失敗の経験がこの絵だとしよう。またこの絵は無意識であることにしよう。多分いやな感じを経験するだろうし、面接の予想がその原因だと考えるだろう。「本当に怖いんだ。面接ではいつも失敗するから。」もしあなたが彼の問題の本当の原因に気づく手助けを出来たら彼は新たな選択肢を得る手助けになる。そうでないと彼は自分自身を催眠し続け生徒が面接を受けるような反応を続けるだろうし、彼が実際に見ている絵の健忘症を起こすだろう(P66)

目が語る(P67)

4.視覚による創造

6.筋運動感覚による想起

1.視覚による想起

3.言語による創造と想起

無意識的入力系の動作を示唆する目の動き

(上記の絵はこの本と「あなたを変える 神経言語プログラミング P33」の絵を組み合わせた結果」

12以外にも目の動きが止まり、ややうつろになる場合も視覚的思考パターンを示唆している。

3. 内的会話をしている。これから言わんとしていることをリハーサルしている。あるいは過去の会話や聴覚体験をふたたび聞いている。ここでは言語と聴覚を同意語して使用。ただし視覚想起していても実はそのイメージを作り上げている場合があり(体験創造)、その場合には右上(4)を見ることがある(神経言語プログラミング白い本のP29)。この場合、イメージは無色で細部は不明瞭で見えるはずの背景がない。これが作る上げられたイメージの特徴。

6.右下を見るのは過去の経験中。筋運動感覚の証拠を以下で確認できる。

l  顔色の変化

l  下唇が膨らむ

l  呼吸レートの変化

現在の筋運動感覚を経験しているときにはリスナーの方を見て、自分の身体に触れることが多い。

 

l  明確な象の絵を思い描いてくださいというと(赤とオレンジの色を思い浮かべてといっても同じ)(P67)

1.      左上を見る(一瞬のこともある)。次に、

2.      あなたを見る。わずかに首を縦に振ることもある。

l  赤とオレンジのポルカの付いた象の明確な絵を思い描いてくださいというと(P67)

1.      右上を見る

 

上記の絵に対する私見:

l  下を見がちな人はあまり視覚的ではない。視覚の左右の違いについては不明

l  普段一番感じている筋運動感覚は多分右腕だろう。右腕は下にあるので使うときには右下を見がち。筋運動感覚は想起とあるが、実は創造も含まれているのか? 体験では創造するとその方向へ目は向かうのだが。

l  聴覚(言語)については(言語を話す)口の方向へ向いているのだろうか?それとも左耳なのだろうか(右脳)?

l  身体に左右の傾きがあったら何がおきるだろう。記憶のリトリーバルが目の向きで表現されるなら、目の動きが悪い方向の記憶を思い出す、作り出すのが困難になるのでは? 例えば左上に目を向けにくい人は過去の視覚記憶が思い出しにくい、右上を向きにくい人は視覚的な想像がしにくい。私は個人的には左上は向きにくいので視覚記憶がへた。

 

Pattern Variations (P69)

1.     目が中央を(水平に)左右に動いていたら内的喧嘩をしている。速い混乱した視覚イメージを作っている。過激なストレス状態を示唆。

2.     リスナーを真っ直ぐ見ているようだが、実は内的に視覚経験を創造している。このような人は周辺の現在の事象に気づかない。特徴は瞬きしないで見つめたままと、瞳孔拡大。催眠状態にある可能性。

3.     聴覚、視覚パターンではリスナーのさらに向こうを見ているようなら何かを音声化していて、言っている事に適合する絵を見ているのかもしれない。自己催眠状態の場合もある。

l  何かを尋ねられたときに、過去の経験の中からどのように尋ねられた事柄を探すかを決定するプログラム。

 

好みの無意識系=(P68)

 

意識外系=意識外無意識(入力)(P72)

l  意識外系= 無意識(入力)系の内で意識化できない系。過去に恐怖や痛みを伴った経験があり、その経験から逃れるためにブロックしている(P72)

ブロックされた系:例

l  視覚的に過去のいやな思い出を思い出そうとすればいやな感じがするものだ。あなたが「見ている」ものと「感じて」いるものの間の関連が意識できれば感じを変えるために選択肢がある。絵を停止するか別の絵に差し替えるのも良いし、あるいはそれは過去のことで生き残ったことを自分に言い聞かすのだ。でも何か痛みのある絵を見ていながらその絵がなんだか「知る」能力のない人は痛い問題だ。
視覚系が意識外か、あるいは視覚イメージを得られないと言う人は過去に無理にあるいは偶然にとても怖いものを見て大きな痛みを感じたことがある。この痛みか守る為に、少なくとも視覚的な健忘症になった。内的にはこの絵があるのに怖くて見られない(P73)

 

l  無意識的入力系が筋運動感覚であるのに絵で表現するか、感じられないと言う人は痛みの経験(物理的、感情的)をブロックしている。このような人は身体的訴えが多くある。(P73

 

意識外:要約

もし脚を折ったときに医者に見てもらうまで痛みを感じない能力があれば、楽になれる。しかしいつまでも痛みをブロックして直さずに歩き回っていたら大変なことになる。セラピストを訪れる人は過去のある時点で病気自体よりも悪い治療をしたのだろう。

 

理想的な機能良好な人は三つの系全てを意識的あるいは無意識に、協調的に利用している。

 

ジグソーパズル

l  ラポートを作るには意識的出力系(使用言語)と無意識的入力系(目の動き)の両方でコミュニケートすることを学習するのが良い(P76)

開始:ラポートの達成(P77)

Ø  患者の話す内容よりも患者がどんな言葉を選んでいるかに注目(P77)するとこの時点での意識的出力系(どんな言葉を使うかで決定される)がどれか判断できる。

Ø  次に患者の言語(意識的出力系に合わせた)で会話する。他にも選択肢があることを暗示。

試しにわざと患者の意識的出力系でない言葉で話して御覧なさい。瞳孔拡大し、呼吸が変化し、ボーとして見つめて、まるで心ここにあらずであるのを観察できるだろう。催眠状態に入ったと言える。

+対−系;CASE(P78)

Ø  次に意識的出力系が心地よいことを話すときに(使用する)系が(問題を話していたときから)変化するかを確認する。

CASE:復習(P82)

問題を初めに説明してときには筋運動感覚にあり、私もこの系で話しかけた。次に心地よいことを思い出してもらうと彼女は視覚の出力系へと切り替えた。そこで彼女を痛みのある筋運動感覚系から視覚系へと戻し、もっと心地よい筋運動感覚経験を思い起こし彼女の熟練を使い、別の方法で彼女の問題にアプローチする隠喩を作り出し、どうやっていやな感覚を彼女が作り出しているのか理解する手助けを行う。

細かい点

l  視覚系の人間は絵を作るのに、しばらくの時間と空間が必要。すぐには近づかないこと(P82)

l  逆に、筋運動感覚の人間はあなたが遠くにいて触れてくれないとあなたを冷たい人と感じる。

l  身体の痛みに耐えている人は痛みのある筋運動感覚系にいるので他の系(視覚、聴覚)に移動してあげると良い。すると大きな変化をもたらす。

l  意識的出力系からゆっくりと他の系へ移動し、さらに三つの系全てにループするとその人は「他の状態」へとトリップする。

次のステップ(P83)

l  意識的出力系が確認できたら、無意識的入力系が何かを確認(P83)

Ø  あなたは患者の無意識的入力系に従った目の動きをしてから、患者の意識的出力系で語り、語り終わってから最後にもう一度患者の無意識的入力系に従った目の動きを行う。実質的にあなたは患者に彼がどのように経験を想像し、この問題のおお元をどこに求めようとしているのか理解しているよと言っているのだ。

あるいは、加えて、

Ø  マインド リーダーになる。患者の意識的出力系で語りながら、ゆっくりと無意識的入力系に移行していき、患者がしていることを語る。

無意識を意識化(P84)

l  もう一つのアプローチは患者の無意識系と体験していることの関係を明確化(P84)

l  この時点で、意識的出力系は痛みの領域も、成功の領域も筋運動感覚系であるのを確認。無意識入力系は痛みのある聴覚系から成功の視覚系へと移行した。彼の頭の中には古い痛みのあるテープが流れていて痛みの繰り返しの元となっている。次のステップは彼が聞いている声と発した言葉を意識化することだ(発した言葉とは意識的な言葉ではないのか?????)(P86)

SYSTEM INTERRUPTIONS

l  痛みにあるパターンを翻訳し成功パターンへと移行させる(P86)
<例>楽しい思い出を語っているときのパターンが「一瞬左上を見てすぐに真正面を見る」。痛みのある思い出を語っているときのパターンが「左上、左下、右下」。と言う場合。もう一度問題について語るとき左下を見ようとする瞬間に指を鳴らす(パターン インタラプション)。くわえて、患者が話をするときにあなたを見るように依頼する。結果:無意識の成功パターンを使いように方向付けたことになる(この場合左上そして真っ直ぐ)

l  上記のバリエーションとして、成功した無意識パターンを問題領域に重ねる。
<例>父親の怒り声に恐怖症になった少年(問題は聴覚領域)。成功領域においては意識、無意識ともに視覚だった。父親の声に耳を傾けさせてから、父親の絵をもっとユーモラスな絵にどんどんと変更させた。

意識外系の同定方法(P87)

l  患者の意識的出力系が筋運動感覚で無意識的入力系が視覚であって、患者が聴覚系を使って「現実」を確認している証拠をあなたが観察できなかったら、聴覚が意識外系である。

l  上記と同様の場合(患者の意識的出力系が筋運動感覚で無意識的入力系が視覚であって)、心の中に何を見ているかを尋ねても「何の絵(あるいは言葉)も見えません」と答えたなら意識外視覚となる。

l  患者が左上(視覚想起)を見て、次に左下(聴覚想起)を見て意識的出力系(言葉)がとても視覚的であったら、筋運動感覚が意識外系であるしるしかもしれない。

l  患者に自分自身に語っていることを尋ねたときの反応が「何もしゃべっていません」とか「何も聞こえません」だったら意識外系は聴覚である。

意識外から意識へ(P88)

l  意識外系が同定できたら。二つの方法がある

Ø  この意識外系を意識的な気づきにすることでそれまでの「健忘症」を起こしていた催眠暗示を停止する。言い換えると意識外系のアンブロック。

²システムオーバーレイ。すなわち意識系から始めて、無意識系、意識外系へとぐるぐる回る。目的は意識外系を他の系と関係付ける(FIでは他の複数の身体部分(無意識系)を動かして動かない部分(意識外系)を動かす。あるいはある部位を動かしながら、他の部位に触れて意識を促す)
<例>患者の意識的出力系=視覚、無意識的入力系=筋運動感覚、意識外系=聴覚。
上記の順に繰り返すと、やがて催眠状態に入っていき意識外系のブロックが破壊される。

通常体験を通してのアンブロック

²通常体験のアンブロック(P89):意識外系での楽しい経験をただ語るだけ。当たり前の感覚をどんどんと語り続けると、催眠状態から子供時代への退行を起こす(ATMでの赤ちゃんの動き)。これは意識外系へ入り込まない限り当時の体験を思い出せないからで、いったん患者が意識外系に入ると意識的出力系をどこかへ投げ出さなくてはならなくなる。従って意識の変異状態だ。

意思外系の利用(P89)

Ø  この意識外系の中で、あなたの催眠、セラピー ワークを作る(P88)。これが意識外であるためにあなたの催眠的な働きかけを患者が忘れてしまう。すると患者はセラピーをブロックできない。

²意識外系を使いマインドリードや内部探査を起こさせる。
<例>聴覚が意識外系。

²意識外系を使い有用な暗示のための健忘症を作る。
<例>意識的出力系が視覚で意識外系が筋運動感覚。まずあなたが聴覚系言語で話しかけ患者を混乱させておいて、すぐに意識外系の言語で語りかけると患者はあなたの言葉を(意識的には)忘れてしまう。これは患者が他の系を使い内的探査をしていたため。

ショック メソッド(P90)

²意識系、無意識系を無視して直接意識外系に働きかける。
<例>患者の意識外系=視覚、意識的出力系=筋運動感覚、無意識的入力系=聴覚。
患者は筋運動感覚の言葉でいやな感覚について話している。あなたは「この感覚がどんな風に見えるか分ったら、もっと良い絵に変えることが出来ます。」今言ったことを忘れる可能性が高い。

 

CASE 5: R

l  助けを求めたくないのは、これ自体がもう一つの敗北であることを認めたくないから(P91)

CASE 6 : CHANGE

l  沢山の言葉を駆使する人は聴覚的(P91)

l  複数の系が意識外系となることもある(P91)

 

催眠とパターン(P94)

l  たいていのパターンは有用に機能し、新たな学習体験のために心を解き放ってくれる(P94)

l  パターンへの適合はすぐに起きる(P95)

l  パターンがインタラプトされたり変更されると、とてもいやな気分になる。引越し、職業変え、家具の移動などを思い出してみよう(P95)

l  どんなメソッドであれ構成方法であれ、セラピーが成功するのは痛みをともなったパターンを停止し、もっと成功パターンが採用されたときだ(P95)

l  生物学的パターンもあるが今追求しているのは学習したパターンだ。

l  不適合パターンに依存する人はいつどこで別のパターンを使用できるのか分っていない。不適合行為はある状況では完全に不適切であるか、過去において目的にあっていたが今は古臭くなっているかだ。あるいは痛みのある結果は、いつそのパターンに依存するかの選択肢がないことかもしれない

パターンとしての痛み

傷害あるいは病気による痛みにさいなまれる人はその痛みに対してパターン化したやり方で反応する。このパターンは痛みとの過去の経験、痛みの対処に関する信念系(Belief system)および未来への予想に基づいている。

l  習慣や熟練は意図的過程として始まり、繰り返しと過学習の過程で固定的で自動的になったもの(P97)

催眠−パターン−エリクソン

l  後催眠時にパターンをインタラプトすると催眠に入る(P97)。トランス誘導に使える。

l  患者のパターンを発見し患者がそのパターンを再現するように誘導しその完了前にインタラプトすると驚きがあるかも(P97)

CASE 7: Pattern Interruption(P98)

座ると、脚を組み、腕を組み、ため息をつき、苦情を言う人をインタラプトする

1.    患者の苦情をきつい言葉で停止し、別の椅子に座りなおしてもらう。同じパターンを取ることを確認。

2.    さらに別の椅子に座らす。患者が座わり、脚を組み、腕を組み、ため息をつくと(苦情を述べたてる前に)あなたは別方向を向いて別のことを始める。

3.    また別の椅子に座らす。患者が座わると、あなたは患者にどうぞ脚を組み、それから腕を組んでと頼む。ここで患者は「responsive attentiveness(反応的注意)を見せる。

4.    会話に入る前に、目を閉じてゆっくりと息を吐いて(ため息の別の呼び名)もらう。

5.    催眠状態で「腕をほどくか脚だけをほどくかしたくなります」(いつかは分らないが、二度目のほどきがあることを示唆)。インタラプトと指示。

インスタント パターン(P99)

トレーングセミナーで、ボランティアに片腕を前に出してとても強いこぶしを握ってもらう。そして実行不可能な指示をします。腕を持ち上げると同時に下げてください。始めて。ボランティアは私を見つめている。そのとき「そうです、あなたは瞬きできます」と言うとボランティアは瞬きする。

脳の会話を聞けたとしたら

「なんだ、この馬鹿さかげんは?腕を持ち上げながら下げられるはずがない」。(混乱)

「あなたは瞬きできます」を聞いたとたんに「もちろんそれは出来る」。

あっという間にこの暗示が受け入れられた。この数分後にまた腕を持ち上げるように言うとたいていは自動的に瞬きする。実質的にパターンの初めの部分が数分間で達成された。もしこれを繰り返したら条件反射、悪習慣が確立する。

 

内的な信念系とこの信念系を強化する行為パターンを繰り返したら、そのパターンしか行わなくなる。

 

問題はこの信念系を強化し続ける行動パターンをどうやってインタラプトし、患者が自分の信念系を検査するのを援助し、ほかにも選択肢があるのを教えてあげることだ(P100)

パターン:信念系−ケーススタディー(P100)

全身ガン転移で苦しむ患者例

ケース解説(P101)

l  痛みがあるので筋運動感覚にある。従って患者のいる筋運動感覚をつかい彼の筋運動感覚を超越する方法を取った。

l  彼の信念系には、

Ø  痛みがあり痛みは悪化していて

Ø  何も助けにならない

Ø  全員が彼を心地よくしようとしている、がどうにもならない

Ø  医者に対して(医者が何をしたりどう行動するか)も痛みに対して医者が何をするかのパターン化した期待がある

l  このようなパターンを私の行動がインタラプトした。患者の注意は痛みから私の行動へと移った。すなわち私が何をしてその結果どんな感じになるかに心配が向くあまり、患者の感じていることに対する心配を止めた。人間の有機体は自己保護するように出来ているので、自己保護する選択肢(目を閉じ深呼吸)を与えられた途端にそれに飛びついた。目を閉じるとすぐに過去の信念が変化し始めた。目を閉じることによって、自分大して手の施しようがないと考える代わりに、何かが起こるのを止めることが出来た。

l  推論的な発見:(P102)

Ø  「目を閉じて」これ以上の痛み(踏みつける)を止められる幹事を弱めれば板民も弱まる。痛みをコントロールできる。

Ø  「私が言わない限り、だまってろ」によって患者がだまると私が何かを尋ねることを示唆した。

パターン:練習(P102)

l  患者のパターンをインタラプトする練習

Ø  患者が問題を話しているときの姿勢と楽しいことを話しているときの姿勢の相違を見つける。次に患者が問題を話し始めたときに、丁寧にインタラプトし、楽しいことを話すときの姿勢を取るように指示する。すると問題の話に戻りにくくなる。

Ø 一部の患者に特定の椅子で問題を話し、問題以外の話をするときは別の椅子に移ってするように指示する。椅子から椅子へ移動する時の変化を観察。

Ø 問題を話していたらインタラプトして、うれしいバケーションとか得意なことの話をさせる。

Ø 別の患者に笑いながら問題の話をさせる。何がおきるだろう?

l  あなたのパターンをインタラプトする練習

Ø  あなたの椅子と患者の椅子をスイッチする。

Ø  問題の話をするときには離れて見て、うれしい話をするときにはアイ コンタクトをする

Ø  問題の話をするときにはしばしば咳をして、うれしい話をするときにはにっこりして、うなずく。

いい気持ちであるとき、うれしい事を考えているときには患者は無意識レベルであなたの注意を得られるのを理解するだろう。

l  Non-sequiturs(つじつまの合わない話)を使おう(P103)

患者「欝なんです」

医者「野球と言えば、今度の日本シリーズはどっちが勝つんだろうか? その間に深呼吸を何回かして目を閉じましょう」

患者「欝なんですけど」

医者「結構! それが邪魔しないようにしているのは嬉しいことです。ところで高校を卒業するときにはどこへ行きましたか?

 

l  患者との関係方法を観察

1.      挨拶はどうしているか?、顔の表情はどうしているか? 組み合わせを色々変えて新たな挨拶を作ってみよう。

2.      嬉しい話をするときの口調とスピード パターンを設定し、患者が困難な状況にあるときに嬉しいパターンで話してみよう。

患者が意識的に気づかなくても患者の痛みを作るパターンをインタラプトし大抵は元気になる。

左と出会う右と左が出会う

二つの脳(P104)

もし半分の脳しか動作していなかったら、(反対側の脳が機能し、認識するはずの)一部が認識されない。

半球サイクル(P105)

l  右半球と左半球には90分サイクルがあり、動作のピークとボトムが交互にやってくる。

l  片方の半球に頼りすぎたり、ある仕事をするのに本来とは逆の脳に頼りすぎたら何がおきるだろうか?

l  左半球への過剰依存と不安定、自殺、狂気の間には直接関係がある。牢屋に閉じ込められたことを発見した右半球がどんな方法でもいいからそこから脱獄するようなものだ。

脳半球:概観

二つの形式の右脳式コミュニケーションに焦点(P107)

l  右脳は自律神経系の心理身体的(psychogenic)あるいは心因性(psychogenic symptomology)の形成に責任がある。このような症状は隠喩的コミュニケーションだ。

l  非合理的な恐怖、不安、鬱は今から「本当あるいは想像上」の危険地帯へ入るという右脳からのメッセージだ。

 

左脳人間 潰瘍、心臓麻痺、アル中患者で左脳の狭い範囲に住もうとしてやめた人。

右脳人間 直情的、ヒステリック、ヒステリックな変換、演技行為、狂気で右脳のファンタジー世界へ逃げ込んだ人(精神分裂症=統合失調症は「現実」に演技された夢の過程か?)

 

脳半球:信念系(P108)

左脳に取り付かれた人の傾向は、同じ事実をとり同じ論理過程をとおり同じ痛みある解決へ到達し、そこから論理的に本人の信念系が正しかったと結論する。もしコンピュータがミスプログラムされていたら高速かつ完璧に誤った答えに到達する。

左脳人間はしばしばコントロールを失うことを恐れ、何か「過ち」や悪いこと、おろかなことをしてしまうと思う。生きたコンピュータであるストレスから飲酒に逃げることで右脳を限りなく自由のままにしておく。泥酔の結果を論理的に調査すると、論理的でなく、論理的に行動しないことの危険性を納得する。これによって行為と選択肢を調停するのを止めてしまう信念系を強化する。

 

右脳の人は同じ過程を逆にして、右脳へ逃げ込み組織立ったことができないという信念系を支持する「証拠」を見つけ続ける。

ゴール:脳半球バランス(P109)

l  スポンテニアスな創造性と目標志向のバランスあるいは同時の右回転と左回転。

l  マスロー:自己実現した人は日常の行為をわきにおいて、創造的な過程に飛び込み、現実に戻ることを決定し、出来ることを選択しそうなるように計画する。

言い換えると

l 左脳行動をわきにおいて、右脳行動を完全に探索し、左脳を使って右脳の創造性を実りあるものにする。

脳半球;催眠

催眠中は右脳が活動的になり左脳は休息する。

脳半球健忘症(P110)

慢性的な痛みのある人の左脳の現実は痛みを思い出すこと(???)なので、痛みのないことは思い出すものがないものだ。無痛に対する健忘症。

大抵の人は人生の大部分を効果的に生きているのに忘れて、うまくいかない一部分だけを思い出す。催眠状態は想像的に思い出すこととファンタジーを開放することで成功したバランス領域を使って自分自身を再経験するだけでなく、この熟練を使い問題解決する自分を「見て感じる」ことが出来る。自転車に乗る、読み書き、靴紐の結び方(自分の能力に疑いをもった状況)の学習を再度、生きるのを援助すると左脳の限界をインタラプトする援助となる。

CASE 8:イントロダクション(P110)

女性にアプローチするのが怖い人の例。テニスが得意。

人生のある時点では、テニスはとくいではなかったはずなので愚かに見えるのを怖がらない方法を見つけたはずだ。(右脳体験の)メモリバンク内にテニスに対するのと、新たな物事を学習する自信があったはずだ。従って私の仕事は左脳限界を破壊し右脳の創造的イマジネーションを利用し問題を解決する新しい方法を発見する援助だ(P111)

催眠は右脳行動を促進し、左脳行動を削減(自分自身の邪魔を止める)するので、催眠とエリクソンの言う「embedded suggestion」の組み合わせを利用した。創造的なイマジネーションを開放し、自信(テニス)を経験するのを可能とし、問題領域へとその自信を一般化することが目的だ。

 

無意識の保護(P130)

無意識は意識および有機体全体をいつも保護している。無意識は無意識が知っている最善の方法で個人を保護している。その現実の枠組みと、意識的なマインドとその現実が従う法則の範囲内で、無意識が知っている最善の方法で無意識は個人を保護している。無意識の方法が以前は有用であったか、ある時には最善だった。現在では最善とは限らない。他の状況においては無意識がより良い方法を持っているかもしれないのに、意識的マインドの信念系が無意識のメッセージを否定、ブロックあるいは無視しているかもしれない。

 

無意識が意識への容易なチャネルがない場合、あるいはそのメッセージが否定されたり無視されたりする場合、には無意識が自分自身を知らしめる。無意識がその人物のパズルの各ピースを再アレンジする目的で絵の中に無理やり入りこまされる(P130)

症状:緊張性頭痛

高まる筋緊張が無視された時に、循環が妨げられ圧力が上昇して緊張性頭痛が起こる。

 

もしあなたが友人に伝達したい緊急を要するメッセージがあったとする。友人の家へ行ってそれを伝えようとする。友人が家にいるのは分かっている。ドアベルを鳴らすが応答なし。あなたならどうするか? ドアベルを押し続けるが、それでもだめなら今度はドアを叩いて、友人の名前を叫ぶだろう(P131)。これが緊張性頭痛の正体だ。

 

暴言

ピラミッドを思い出してみよう。もし上下さかさまにしたらたちまちごろんと転がってしまうだろう。もし無意識が脳の働きのほとんどを行ってるのに、意識がほとんどを行っていると考えたら同じことが起きる(P133)

 

催眠:マジックは仕事をする

多くの催眠術師は患者を入れ物に合わせて曲げようとしている。すべきは入れ物を患者に合わせて曲げることなのに(P134)

 

催眠術練習生が達成しようとしている状態から逃れようとして独自の催眠状態へエスケープする人がいる(P134)

 

1

特定部分の緊張状態の筋肉の絵をはっきりと見る。それがはっきりしたら今度はその筋肉が緩んでいる状態の絵を見る(P136)

1:講義

緊張状態にあるということも一つの熟練だ(P138)

「感じる」は緊張=襟度運動感覚なので見るという指示によって視覚=切断へと導く(P138)

 

2

催眠術師が行うのと同じことを患者が行うことをミラーリングと言う(P139)

2:講義

催眠術師が患者にある指示をしながら(目を閉じる)、同時に別のこと(じっと見つめる)を行って見せていた。患者はその時点で完全に視覚的になっていたので、言語による指示ではなく見ていることに反応していた(P140)

 

3

催眠術師は患者に歯医者の椅子に座るように指示し、白いタオルを取り上げ、患者の左手に入れた。「まずあなたの「制御」をテストしたい」。患者の左腕を身体の左横にして、床と平行にした。「あなたの仕事は出来る限りしっかりとタオルを握ること。予想しないときに私はあなたからタオルを奪います後ろへ回ってひそかにひったくるかもしれません。」腕が硬くなり患者の言うタオルの「死んだ握り」となった。「いや、しない」この時点で色々な動きでタオルを奪おうとした。すると患者のタオルと私への強烈な集中が増した。もう何度か繰り返した跡で私は言った「準備して。あなたが予期できないときに、私はあなたの見えないところに立ちます。飛びついて取りますから」。

 

この時点で患者の左腕は巣分間にわたり硬化した。催眠状態にあったことは明らかだったが、患者には認識がなかった(P141)

3:講義

最初のコメントで患者にとっては患者が「制御」に誇りを持っているのが分った。患者に単に「制御」(タオル)する対象を与え、彼が制御に気を配るように援助すれば、それが小道具となる。彼が私の「制御」を避けようとすれば催眠に入ることになる(P142)

 

4:講義

患者はとてもうまく視覚化したので筋運動感覚経験からは切断されているはずなので彼の腕をどこに置いたか彼は分らずに、簡単に腕を硬化させた(P144)

 

5

私の言うことを拒絶することで私を手伝い続けてほしいんです(P145 )

 

6

あなたは良い対象者であるふりをして、催眠状態だとしたら姿勢はどんなであったでしょうか?(P147)

深い催眠状態に入っていくふりをして、それを体験してください(P148)

 

6:講義

もし右手を上げるふりをしたらたいていは実際に持ち上げるだろう(P149)

6:例とフォローアップ

患者にそのフルをする事を依頼ことじたいが強力な小道具だ。ふりをするとふりをするのに必要な側面の記憶を呼び起こす。

 

特定の問題を解決する方法を知っているふりをするように依頼すると、ふりをした答えは重要な鍵となる(P149)

 

「ふり」テクニックは強力な誘導テクニックだ。患者にもし本当に催眠状態にあったとしたらどんな体験をするか尋ね、その答えを追従すると良い(P149)

 

創造的利用

l  強制的な人格を強制さを使い強制的に新たな行為へと導く宿題を実行させる。

l  硬い人の正しくあるべき必要を使い「正しい」方法で催眠へ入る

l  恐怖症の内的な絵から感覚(筋運動感覚)を作り出す能力を使い新たな絵から新たな感覚を作り出す。

l  鬱な人に現在の感覚()に留まる「熟練」を使い、人生の上昇、下降にかかわらず良い感覚に留まることを学ばせる。

 

彼女は自分自身を私の目によって入催眠するように催眠してしまったのだ(P154)

 

赤信号の領域

赤信号=車を停止。赤信号をアンカーと呼ぶ(P155)

人の経験の範囲内では全てがアンカーと考えてよい。一語読むごとにその単語(アンカー、シンボル)が単語自体を理解し、あなた自身の個人経験とその理解をアタッチすることを含む無意識のプロセスへと導く(P156)

 

後催眠反応におけるアンカー

l  アンカーとは後催眠の暗示の一形態だ(P156)

 

l  名前が何であろうが全ての症状は条件禁止の結果であり、全ての人間は外交的でスポンテニアスで楽しみ好きである可能性を持って生まれている。痛みのある状況の中で、普通の状態であること(楽しみ好きetc)を恐れ、その代わりに抑制するように条件付けられている。

 

エリクソンとアンカー

l  エリクソンが患者を最後にトランスを経験した格好で座るように依頼し、エリクソンが最後のトランス時と同同じはなし方や同じ話題を話すと、誘導無しにトランスへと入る。これを概説(recapitulation)と呼んだ(P158)。

l  対象者に特定の状況をイマジネーションで思い出させるとあたかもそこにいるかのように対象者が実際の出来事と関連付けた全ての情動的反応を表す(P158)。

 

l  もし人が特定の刺激に対してある方法で反応するように条件付けられるのなら、同じ刺激か反応あるいは両方を使って新たな反応を起こさせられないか?例えばドアベルが不安感情を引き起こすなら

1.    別の反応を引き起こせるか。例えばリラックス。

2.    最初の対象者の感情(不安感)を使い別の反応(リラックス)を起こせないか?

 

穏やかな条件付け(P161)

1.    患者に最後に恐れを感じたときの状態を思い出してもらう。

2.    身体あるいは顔の緊張や呼吸数の増加などの心地悪さを確認。

3.    通常は腕に触れて(筋運動感覚の活性化)その感じをしっかりと捕まえて中でどんな感じがするかよく分るように。

4.    再度同じ経験を今度はスローモーションで思い出してもらい、最初の強烈な身体感覚(腹部や胸部が硬くなるなど)に気づいてもらい、そしてその感覚を感じたときに右手の親指を上げて合図してもらう。

5.    私は前に触れた場所に再度触れて、開始を指示する(腕への接触が不安感へのアンカーとする)

6.    合図をくれたら数瞬間だけ触れの圧欲を増しそれから手を離す。

7.    何回か深呼吸をしてそれから山とか海岸とか何か心地よいものを想像してもらう。

8.    今までに行ったことのある最も心地よい場所を思い出してもらう。イマジネーションの中で決めてもらう。出来たら合図をしてもらう。

9.    もう一度そこへ行った事を思ってもらい、その経験にともなった穏やかでリラックス感を感じてもらう。そして一言か二言で心地よい場所を思い出すコード語としてもらう(コード語がリラックスへのアンカーとなる)

10.  この言葉を言ってその場所を見て、リラックス感を感じてもらう「練習」をする。

11.  この時点でもし成功していれば、

(ア)  私が患者の腕に接触し不安感を思い出してもらうときに関連付けられた反応や

(イ)  コード語に関連付けられたもっと心地よい反応がある。

12.  ふだん不安感を呼び起こす状況を考えてもらう。同時にその部分に触れて不安感を思い出す援助をする。準備が出来たら合図をもらう。

13.  合図が着たら、すぐさま接触をやめて、はっきりと「停止」と言う(パターン インタラプション)

14.  以上を数回繰り返した後で、「不安感の最初の合図を感じたときコード語を考えて心地よさを感じる自分がそこにいるのを感じてください。このプロシージャを繰り返すともっと自動的になって、適切な場面であればいつでも考えることもなしに、特別な状態に移行したという気づきをなしにこれが起こります」

 

基本的アンカー崩壊(P164)

実例がP164にあり、その元となる動物実験がP166にある。

1.      患者を心地悪い状態にする。悲しげで、患者は右下を見る。

2.      同時に私は患者の右肩をつかみ、「痛みがあるでしょう?

3.      ゆっくりと手を離し、そして楽しかった思い出への退行をうながす

4.      楽しげで、患者が左上を見る。今度は左肩をつかむ。

5.      それぞれの肩と心地よさ、悪さへのアンカーを確認。

6.      両肩を同時につかむ。患者は真っ直ぐ前を見て、混乱した様子。

7.      「目を閉じて、心地よくはっきりしますよ」

 

アンカー崩壊:理屈(P166)

l  認知不協和音

1.      かごに入れられた動物にベルが鳴らすとある方向へ行き、ブザーを鳴らすとその逆方向へ行くように条件付ける(上記の例では一方の肩をつかむ)

2.      両方の刺激が同時に発生すると動物は混乱しどうしようもなくなり、結局は何もしなくなる(上記の例では両肩をつかんだ状態)

 

l  認知不協和音が存在しないとあらたな学習は成立しないとする学者もいる

l  認知不協和音=個人の認知要素(態度、認識した行為など)が互いに一貫しないときにそんざいする動機で付けられた状態。この状態によってもたらされた緊張を削減するには、

1.      協和音要素を加えるとよい。すなわち不協和音の一部を変更して一貫性の欠如を無くす

2.      あるいは「不協和音要素の重要性を削減する」

 

ケース 2:アンカー崩壊

(P167最後のパラグラフで別の手法で崩壊を促す)左右の膝にそれぞれ悲しみと喜びを条件付けた後で。悲しい状態をむりして思い出さそうとする。するとその困難さにアンカーは崩壊する。

 

崩壊:完了

ニュートラル アウト=+−両方のアンカーを同時に接触したときに患者は混乱し、スペースアウトし、じっと一点を見つめるか、目をめまぐるしく動かす。数秒後には混乱しスペースアウトした表情が消え「ニュートラル」となる。

 

CASE 12:

実際は飛行恐怖など存在しに。あるのは墜落恐怖症だ。(P174)

 

再構成

自分自身がローラーコースターに乗っているのを想像するのとだれか他人が乗っているのを外から見ているのを想像するのでは身体反応が違う。

CASE 13

声の使い方(訴え、きつい声、豊富な語を使用)と機器(ステレオ、ラジオ、テレコ)からとても聴覚的と考えた。ガンによる痛みがあるので(いつも筋運動感覚に入っている)筋運感覚から聴覚へと引き戻し、視覚をバックアップシステム(?????) とする必要があった (P177)

 

システム利用

頼みがあります(私を手助けしたくなり患者の問題から気持ちを逸らす)。目を閉じて痛みの音を聴いて(P177)

 

復習:信念系(P183)

l  「それ」を除外したのでこの本の題について話そう。ある人があなたのオフィスを訪ねたときには実質的に「私の信念系が別の選択肢を実行できなくしている」のと同じだ。その問題領域で彼らの信念系が効果的だったらな問題を解決できていてあなたを訪ねはしない。もしあなたがかれらの信念系を真実として受け入れたらあなたが彼に催眠を掛けられただけでなく、あなたもその問題の一部となるリスクが生ずる。

従ってあなたの仕事は彼らを行き詰らせている信念系を拡張し挑戦する手助けだ。次に考えなくてはならないことは自己催眠が彼らの信念系を継続させていることだ。幻覚を起こしている。催眠的幻覚を見て・見ないでいる人と議論すると見ていることと見ていないことについてもっと間違いないと言う。この気づきを使うかあなたが催眠対象になってしまうかのどちらかだ。

 

復習:Systems(P183)

成功者は全ての系を利用している。全ての系の内部に経験、知識や熟練が刻まれていて、あらたな選択肢、行為や反応へと導くことが出来る。

もし患者が自分で失敗したときの「絵」を見ていたら、成功したときの「感じ」を思い出す手伝いをするのがあなたの仕事だ。成功の「感覚」が新たな絵を作る援助となる。新たな絵それ自体が古い信念系への挑戦となる。もし患者がいつも黙るように「言われて」いたら(聴覚)、他人がしゃべるのを視覚的に思い出す手伝いをするのだ。この視覚記憶がだまっているのだという信念系を変えるかもしれない。

患者のシステム利用の制限を認識すればどう手助けできるかの沢山の選択肢がもてる。ポイントを要約すると誰もある物事はそうなのであって、ずっとそのままであり続けると催眠されている。色々な状況下問題の解決にある特定の系(視覚、筋運動感覚、聴覚)に依存し始める。この過程で人は現実を捻じ曲げ、そうすることで同じものを繰り返し「見て」、「聴いて」、「感じ」続ける。いわゆる同意的現実よりも信念系を優先する催眠状態に置き続ける。問題を起こした同じメカニズム(催眠)を使えばパターンを破壊し、新たな熟練を開発し新たな選択しによって反応する手伝いを出来る。もし患者がハンマーを使い慣れていたらねじ回しの使い方を見せながらハンマーの別の使い方を教えよう。飛行機を操縦しようなんてしないことだ。

 

l  アンカー(後催眠暗示)に気づかないと暗示を強化したりトリガするリスクを背負う(P186)

l  実際には我々は人から好かれることで支払いを受けるわけでもないし、患者は何がおきていて何がおきていないかを理解していない。毎日予想外のことをしよう。椅子を変え。服装を変え、変わろう。新たなテクニックを使って。もっと効果的になれるだろう。思い出してほしい、催眠なんていうものはないのを


 

神経言語プログラミング(白い方)

l  感会えると言う行為は特定の感覚器と結びついてはいないのでこのような言葉に対する(無意識入力系の)規則的反応は得られない(P36)

l  無意識入力系を確認するための質問(P36)

Ø  「この前の泳いだときの水の寒暑を覚えていますか?」は皮膚感覚と覚えているかの二つの質問が含まれているので不適切。

Ø   

l  どの感覚器官(意識的出力系)を主に使っているかを判断するには副詞、形容詞、動詞に着目する(P16)

l  例えば「快適」と言う言葉を聞くと、それを何らかの運動的な感覚や音と結びつけるのがこの言葉を理解するための手続きだ(P18)

l  出会うであろう無限の可能性のうちの言葉がつけられたことだけが協調され意識に上り、その他の経験が意識に上らすに終わってしまうこともある(P19)

l  「このテーブルの上には水の入ってコップがあります」は視覚あるいは触覚を通して確認できるが、確かめることの出来ない物事の場合は過去の体験の中からその言葉に対応する物を見つけてくるしかない(P20)。同じ言葉でも個人体験が異なれば違いを生じる。

l  使う治療法そのものは特別なものではないが、大きな違いはその治療法を選択するまでの過程にある。

l  単語をつづると言うのは二段階の作業で、まず単語を視覚的に思い浮かべ、それが正しいか(身体全体の感覚で)チェックすること(P44)

l  スポーツをしているときには運動感覚、読書の時には視覚というふうに、感覚とそれを使った手続きの切り替えが適切に行われないと効果的でなくなる(P50)

l  効率的に話を進める為には相手が意識していない部分に着目して上方を集める(動き:動いていても意識に上っていない場所に注目)(P52)

 


 

 

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